■メッセージで贈り主の想いを届ける

お祝いや記念日、日頃の感謝やお礼などのギフトを贈る時は、それだけでも贈り主の気持ちは伝わるものです。けれども、メッセージを添えて形にすれば、想いはさらに伝わりやすくなります。それはプリザーブドフラワーも同じです。特に遠方に住んでいるなどの理由で、直接会って渡せない時は、メッセージが贈り主の代わりになってくれるでしょう。

プリザーブドフラワーを扱う専門店のほとんどが、無料でメッセージカードを付けてくれます。注文時にフォント（書体）とカードの種類、メッセージの内容を指定するだけです。簡単な定型文も選べます。どうしても自分の文字で、あふれる想いを伝えたい時は、前もって手紙を送り、同梱してもらうサービスもあります。

■想いが伝わりやすいメッセージの作り方

メッセージをプリントするカードは、名刺やハガキのような、手のひらに乗るくらいのサイズなので、入れられる文字数は限られます。ただし、文字数いっぱいまで詰め込んでしまうと、受け取る側にとっては読みづらくなるかもしれません。例えば60文字までと指定されているなら、それよりも10～20文字少なくした方がバランス的に良くなるでしょう。

メッセージに最低限盛り込みたい内容は「お祝いメッセージ」と「贈り主の想い」の2つです。前者だけなら定型文でも済ませられるので、後者が贈り主のオリジナルになるでしょう。文字数を考えて、伝えたい想いを厳選しましょう。メッセージは一文を読点でつないで長くするよりは、句点で短く区切った方が読みやすくなります。

例えば誕生日なら「素晴らしい年になりますように」「これからも元気でいてください」「いつもありがとう」などです。これに「お誕生日おめでとう」というお祝いメッセージと、「○○へ」「○○より」のように、それぞれの名前を加えると、これでもう文字数いっぱいになるでしょう。

■プリザーブドフラワーそのものにメッセージを

もっとオリジナル感を出したい時は、オプションで花びらや葉っぱにメッセージを白くプリントするサービスがあります。既に加工されているプリザーブドフラワーならではの技術です。

入れられるのは定型文のみで、「Thank you」や「Happy Birthday」など短い英語のお祝いメッセージに限られます。長持ちするプリザーブドフラワーだからこそ、オリジナル感を強調するために凝ったものをつくるよりは、シンプルな方が受け取る側も飾りやすいでしょう。

プリザーブドフラワーにお祝いメッセージを盛り込んでおけば、その分だけカードの方に余裕ができます。両方を上手に活用して、余すことなく自分の想いを伝えていきましょう。